「物件」のトラブル

「物件」のトラブル

 

中古マンションで水漏れ

原因の発生源によって対応が異なります。例えば、上の階の住人の漏水によって水漏れが起きた場合、原則としてその住人に電器、家具などの損害賠償を請求します。一方、教養である排水管の腐食で水漏れした場合、マンションの管理費や修繕積立金から支払ってもらえます。

ちょっと待ってください。水漏れ? もしかするとその物件の購入、引っ越し自体が誤りだったのではないでしょうか。
このような不良物件をつかまないためにも、確実な業者を選定し、不動産選びを進めてください。

 

ペットOKのはずが…

近年ではライフスタイルの変化に合わせて、ペットOKのマンション、賃貸住宅が増える傾向にあります。販売員に「ペットは買える」といわれて物件を購入したはずなのに、実際はダメだったといった例も、増加傾向にあるのは事実です。販売員に悪気がなく「このオーナーだから、どうせ大丈夫だろう」という予測のもとで、勧められた悲しいケースもあります。しかし実際に、自分がそんな販売員にあたってしまったら大変です。

不動産会社には購入・賃貸予定者に、物件に関する重要事項を説明する義務があり、宅地建物取引業法に定められています。宅建資格を持つ担当者が書面を提示しますので、ペットについて同記載されているかきちんと確認する必要があります。
長年家族同様に暮らしてきたペットと突然の別れ…などという悲劇に合わぬよう、重要事項説明書、管理規約をしっかりと読み込むことが重要です。

 

入居したらガス設備が使えない

大至急、管理会社や売主に連絡を入れましょう。なぜ急ぐ必要があるのでしょうか。入居前のトラブルを入居後のトラブルにされてしまったら大変だからです。そのためにも入居後、中古マンションなどは特に設置済のものがある場合、エアコンや電器、ガス設備、温水洗浄便座など、点検を行い、故障や汚れを早く見つける必要があります。入居する前からあったものであれば、修理・清掃などは管理会社などの負担で行ってもらえる可能性があります。

そして契約書の確認も怠りなく。古い機材の交換や家具の新調など、細かい規定があるかもしれません。いずれにせよ契約前にしっかり同意をとり、取り決めをしておきましょう。

 


設備の不備については、管理会社や貸し主に連絡して、対処方法を確認しましょう。管理会社や貸し主の連絡先については、契約時に渡される書面などに記載されています。念のため、「故障などの際の連絡先はどこですか」と聞いておけば、すぐに対応ができるでしょう。

また、入居後はできるだけ早いうちに室内を点検し、故障や汚れなどに気づいた場合には、すぐに管理会社や貸し主に連絡することが重要です。これは、その故障や汚れが入居前からあったのか、あるいは入居後のものかを明確にするためです。入居する前からあったものであれば、借りた人には故障、汚れに関する責任はありませんから、修理、清掃は貸し主の負担で行ってもらえるはずです。