不動産買取は、不動産をより早く売却して現金化できる便利な方法です。しかし注意しなければ予想外のトラブルに巻き込まれる可能性もなくはありません。
今回は不動産買取の際によくあるトラブルと、それらを未然に防ぐための対策方法をご紹介します。事前に注意点を知って、買取をスムーズに進めましょう！
不動産買取でよくあるとトラブルとは
契約後に追加で想定外の費用を請求された
不動産買取をした後、把握していなかった費用を追加で請求されるトラブルも少なくありません。
中でもよくあるのが不用品の処分に関するものです。業者の中には、家に家具や家電といった不用品を残したままでも買取してくれるところもあります。不用品処分のサービスが有料の場合は、買取後予想以上の費用を請求される可能性もあります。
必要書類の漏れによって売却が遅れた
不動産売却には必要書類がさまざまあり、必要な時期までに用意しなければなりません。買取は仲介と比べると売却が進むスピードも早いため、書類が必要になるタイミングも思ったより早くに訪れます。そのため焦って準備することになり漏れの出るケースも少なくないのです。
事前に必要書類とタイミングを不動産会社に確認し、前もって用意しておくことでトラブルを防ぎましょう。
不動産買取でのトラブルを未然に防ぐポイント
売却価格の相場を事前に調べてみる
相場より低い価格で買い取られてしまうのを防ぐには、事前に自分でも売却価格の相場を知っておくことが大切です。
買取での売却では、売却方法の性質上仲介で売却する際の6割から7割ほどの価格が相場になります。これが5割ほどであったり、5割以下の査定額を提示している不動産会社には注意した方がよいでしょう。
複数社に査定を依頼し比較検討
査定を依頼する際、1社だけに絞ってしまうと価格が相場より低くても気がつきにくくなります。査定は複数の不動産会社に依頼し、査定額を比較したり自分で調べた相場と照らし合わせることで売却先を検討していきましょう。
また複数会社への査定依頼は価格の面だけでなく、サービスの質や担当者とのやり取りの仕方など、不動産会社全体のよし悪しを判断する材料にもなります。
信頼できる不動産会社に買取を依頼
不動産買取を安心して進められるかは、業者選びにかかっているといっても過言ではありません。先に記載した通り、1社に絞らず複数社から比較検討しましょう。
また下記のようなポイントは、信頼できる不動産会社を見つけるための指標になります。
- 査定価格の見積もりに対してなど、透明性のある説明をしてくれるか
- 問い合わせに対して素早く質のよい対応をしてくれるか
- 不動産のあるエリアの地域性を理解しているか
とくにエリアの知識があるのは不動産会社として大きな強みであり、相場を熟知しているのでより高い買取価格を提示してくれることにもつながります。
不動産会社がその地域に密着しているかは、取引実績などから判断できます。売却したいエリアでの実績が豊富か、HPなどから調べてみましょう。
やり取りを文字情報として残す
査定の依頼から不動産の引渡しまで、不動産買取では業者とさまざまなやり取りをする必要が出てきます。言葉で話し合う場面も多いかと思いますが、これらをできるだけ文字情報として文面に残しておくのがおすすめです。メモ程度でも、万が一トラブルが発生した際には重要な証拠になります。
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