知らなければ損をする、不動産売却の5大ポイント

知らなければ損をする、不動産売却の5大ポイント

何も考えずに不動産売却を行ったら…。価格の面でも諸費用・税金の面でも、
大きな損をしてしまう可能性があります。

そこで不動産売却で必ず知っておきたいポイントを5つ、紹介します。

 

POINT.1 売却する時期

春は物件がよく売れて、秋は全然売れない…などと、売却する時期が季節によって変動することはありません。売り手、買い手、それぞれのタイミングは随時訪れますので、そのような考慮は不要です。

しかし、一点だけ注目しておきたい「時期」があります。多少難しい話ですが、「金利の変動」をしっかり読みとることが重要です。住宅を購入する方はたいてい、住宅ローンを設定します。低金利のときは購入に積極的高金利のときは消極的になるのは当然です。

今は不動に近い低金利の時代。「これから金利が上がる!」というムードになると、駆け込み需要が増加します。消費税値上げを控え、もしかすると2017年の現在は、売るタイミングとして絶好なのかもしれません。

 

POINT.2  売却にかかる期間

皆さんが想像する以上に、売却を決意してから引き渡しに至るまでには時間がかかります

事前準備=およそ1カ月

売却に向けてのだいたいの目安・方針を固める時期です。自分の手で簡単な査定なども始めます。

不動産会社の選定・売り出し価格の決定=2、3カ月

不動産業者を選ぶのに期間が必要ですし、正式な価格を決めるのもしっかり相談を重ねる必要があります。ここで間違えると納得がいかない結果になってしまいます。

契約締結から引き渡し=1、2カ月

内覧などを経て、よい買い手が見つかり、晴れて契約成立! しかしそれから引き渡しまでは、やはり時間がかかります。

以上を考えると、最長で売却完了まで半年近くもかかってしまうことがわかります。
今お住まいの住居を売却となると、以後の自分の住居もみつけなければいけません。期間がかかるということを頭に入れつつ、売却に臨んでください。

 

POINT.3 査定価格の判断

なるべく高く売りたい!と、売り手の誰しもが考えるはず。しかしただ単に査定価格が高いというだけで不動産会社を選ぶのは、非常に危険です。「熱心に話を進めてもらえず、結局買い手が現れなかった」「査定価格では売れず、大幅に値下げしてようやく売れた」などの悲劇にあってはいけません。

「査定価格」=「最終売却価格」ではないことを十分自覚して、不動産会社をお選びください。
そのためにも不動産会社の選定は、じっくりと時間をかけて進めていくことをおすすめします。

 

POINT.4 売却に必要な情報

不動産会社へ査定をお願いする前に、売り手の皆さん自身で必要な情報や資料を集めておくことが重要です。

自分の物件がどういう内容なのか、どんな環境にあるのか、買い手のメリットはどんなものなのか、さまざま考えることで、物件を見直すいい機会になります。近くの売りに出ている似たような物件を調べてみるのもいいでしょう。

また、マンションなどの場合は間とり図やマンションそのもののパンフレットなどを、管理会社が持っている場合があります。それらを用意することで、不動産会社や買い手の方との交渉にプラスになる場合が出てきます。
事前の準備をしっかりして、売却に向かってください

 

POINT.5 “オークション”化

ひとつの物件があって、そこに複数の購入希望者が現れたら…。
当然のことながら、その物件の売却価格は上昇します。ただし、あいまいな希望者ではなく、この物件をぜひとも購入したいという意志を強く持っている希望者の場合です。

単にひとりのお客さんが見つかって、スムーズに契約が進む場合も多く、それが悪いことでは全くありません。しかし、2、3人のお客さんが争って物件を買おうとする、オークション状態になったら、売り手としては非常に喜ばしい結果が待っています。

そのためにも地元にネットワークの根を張って、複数の購入希望者に紹介してもらえそうな、しっかりとした不動産会社を見つけることが肝心となってくるのです。